フィトンチッドとは
言葉の意味
フィトンチッドという名前はとても変わった名前に感じるかと思います。実は、フィトンチッドの語源はロシア語です。フィトンチッドは、ロシア語で、フィトン=「植物」チッド=「他の生物を殺す能力を有する」という意味をもちます。
これらの言葉の連なりから、フィトンチッドとは、「植物からでる抗菌作用をもつ揮発成分」を意味します。
植物がフィトンチッドを揮発する理由
植物は自由に動き回ることができません。害虫などの外敵から攻撃や刺激を受けても逃げることができません。そんな時、植物はどうするのか?実は、フィトンチッドを発散することによって、傷ついたときに傷口から病原菌が感染するのを防いだり、害虫を寄せ付けず、自らの身を守っているのです。
古来から活かされる植物の不思議な力
昔の人は植物の不思議な力(フィトンチッド)に実体験から気付き、私達の身近な分野で葉や木が利用されてきました。
- 腐らない。という成分を活かして
- 針葉樹の葉に包んで生鮮食品を運びます。
- 抗菌効果を活かして
- まな板に使用されています。
- 酸化防止効果を活かして
- 生もののショーケースに使用されています。
フィトンチッドに含まれる成分
フィトンチッドは、植物が自らの身を刺激や外敵から守るために生み出す防御成分です。
その成分は多岐に渡り、植物ごとに生み出す成分も異なります。フィトンチッドとは一つの成分を指して使われる言葉ではなく、植物から放出されている成分全体の総称です。
成分 | その成分を含む植物 |
---|---|
α-カジノール | ヒノキ |
カンファー | クスノキ |
シトラール | バラ |
チモール | タチジャコウソウ |
テレピン油 | マツ類 |
ヒノキチオール | ヒバ、タイワンヒノキ、ネズコ |
ボルネオール | トドマツ、エゾマツ |
メントール | ハッカ |
リモネン | みかん類の果皮、ローソンヒノキ |
フィトンチッドを日常生活に役立てる
フィトンチッドは、私達が快適な生活を送るうえでとても有益な結果をもたらしてくれます。しかし、ビルやアスファルトに囲まれた都会生活をしていると、日常の中で「森林浴」を楽しむことは難しいのが現状です。
そこで私たちは、「自宅(お部屋)に居ながら森林浴」をコンセプトに、各大学、各研究所と連携を図り、長年の研究の末に、森林浴成分(フィトンチッド)を水溶液化することに成功しました。
森林と同じ環境をつくるためには、フィトンチッドをどのように散布するかということも大事です。森の植物は、実に細かい微粒子でフィトンチッドを揮発しています。微粒子だからこそ、あらゆる病原菌に吸着して、その働きを無効化することができます。そこで私たちも、極微粒子でフィトンチッド溶液を噴霧する特許技術を開発することで、自然に近い環境を作り出すことができるようになりました。
フィトンチッド噴霧器「フィトンエアー」と森林浴成分(フィトンチッド)を凝縮した水溶液(PT-150)の組み合わせは、あなたのお部屋を森に変えます。ぜひ、お部屋にいながら森林浴を楽しんでみてはいかがでしょうか。